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4~5月の営業予定(〇がオープン日)です。5月は、毎年この季節の恒例行事となりました【片山悟子吹きガラス展】を開催いたします。その他の日は、常設の品を並べての営業となりますが、どちらの期間もそれぞれに楽しんでいただけるような店づくりを心掛けております。ぜひお立ち寄りください。
▼日々のお店の様子は、インスタグラムで発信しています
https://www.instagram.com/heritage_fukuoka/
【家づくり・店づくり・オーダー家具のご相談】で初めてお店に来られる際は、あらかじめメールやお電話で、ご希望の来店日時とご相談内容を簡単におしらせいただけますと、お待たせせずスムーズにご案内できます。担当者である夫不在の場合が多いので、前もってのご連絡をお願い致します。
▼メールアドレス
info@heritage-archigram.com
庭の緑が茂り、店内が緑色に染まる5月。初夏の風物詩となりました吹きガラス作家・片山悟子さんの作品展を今年も開催します。今回でなんと4回目となります!暮らしに寄り添うシンプルで使いやすい日用のガラス器。これからむかえる暑い季節にぴったりな、目にも涼しく丈夫で働きもののガラスが北の国・北海道より届きます。ぜひ会場へお越しください。
5月24日(金)~6月8日(土)
平日 / 10~15時
土日祝 / 10~17時
期間中店休日 / 5月27日・6月2日・3日
昨日は、今週末からはじまる個展のためのうつわを受け取りに、福岡県筑紫野市の吉田崇昭さんの工房へ行ってまいりました。
まさに個展前の制作中、といった雰囲気で、所狭しと土や道具、乾燥中のうつわが並んでいましたよ。ご夫婦で穏やかに迎えてくださり、色々とお話をうかがったり、作業の様子を見せていただきました。まだ本番まで数日ありますので、昨日すべてのうつわを受け取った訳ではありませんが、自宅に帰って開梱してみると、素敵なうつわが次々と....。自由にのびやかに描かれた文様に、感嘆のため息が止まりませんでした。
これからもう一度焼いて、残りの(こっちのが多い)ものは当日ご自身で持ってきてくださいます。はじめの2日間・4月13日(土)14日(日)は吉田さんご夫婦で会場に立っていただきます。地元福岡での個展は5年以上ぶりだそうで、自分が在廊するのはとてもレアなこと、とおっしゃっていました。ファンの皆さま、ぜひご本人に会いにいらしてくださいね。
吉田崇昭うつわ展
4月13日(土)~27日(土)
作家在廊日/13・14日
期間中店休日/15・20・21日
営業時間/平日 10:00~15:00・土日祝 10:00~17:00
会場/ヘリテージ
福岡県福津市勝浦2407
Googlemap「福津市ヘリテージ」で検索して下さい
0940-72-4884
会場からのお願い
〇小学生・未就学のお子様の入店はご遠慮ください
〇店内での写真・動画撮影、携帯電話の使用はご遠慮ください
〇車は1グループ1台で乗り合わせてお越しください
〇マイバッグをご持参ください
〇店頭でのお支払い方法は【現金】【クレジットカード翌月1回払い】です
今年の1月に愛媛県からわざわざヘリテージに来て下さって、ほうき作りのワークショップをして下さった藁細工職人の上甲清さん(当時87歳)。次は私たちが会いに行きます!と約束して2ヶ月、愛媛県西予市宇和にある清さんの工房へ伺いました。常に清さんに寄り添いマネジメントをする孫の智香さんとともに、元気いっぱいに迎えて下さいました。
昔から何でも手作りする、という清さんが自ら大工工事をして部屋を広くしたばかりの工房にて。注連縄作りに使う道具や材料がたくさんありました。もちろん道具も手作りです。清さんがいつも座る所は、作業しやすいよう足元が穴になっています。もちろんこの穴も清さん作。
私たちのために神棚用の注連縄を作って下さる!ということで、事前に準備を進めて下さっていました。
細かく説明してくれつつ、体勢を変えながらどんどん綯い進めていきます。するするするっと、目にもとまらぬ速さで、とても簡単そうに。
清さんが作業中は、横でアシスタントをする智香さん。おじいちゃんが道具を探してると、スッと動いて探します。
そうして、あっという間に注連縄完成~!
私たちの目の前で作ってくださった神棚用の注連縄、家宝にしたいと思います。
愛媛県といえばみかんジュース。濃厚で美味しかった。
注連縄の次は、鶴を作るところも見せて下さいました。この鶴だけは智香さんと二人で作るそうで、あうんの呼吸で作業を進めます。私たちが見たのは、最後の鶴の形を作っていく所でしたが、ここまでに来る前の段階の部品の準備に、膨大な時間と手間がかかるそう。それらを注連縄作りの繁忙期を迎えるまでに、出来るだけ進めておくそうです。
この時に完成した鶴もなんと、いただけることに!また家宝が増えました。
宝結びやえび締め・亀や鶴などをあわせて、年間で数百個も作られるそう。繁忙期の12月ごろには、おふたり二人三脚で手の指紋が無くなるほど藁と向き合っています。。それでも病気をして寝込むこともなく、毎日元気いっぱいに働く清さん。
もともと米農家である清さんは、お米の種を準備するところから、注連縄の材料となる米作りが始まります。4月のこの時期、もちろん田んぼに稲はありませんが、清さんのビニールハウスでは、水槽の中で、田植えのための種の準備が進んでいました。5月に田植え、夏の終わりに稲刈りをしたら、ここにずらっと稲を並べて乾燥させます。
その横を流れる水路の水がとても綺麗で、清さんの注連縄はこの水で育つ稲で作られることも知りました。
周辺の田んぼには「わらぐろ」と呼ばれる大きなかたまりがぽつぽつと見られます。これは、わらを乾燥し貯蔵するためのもので、清さんはこの風・わら文化を後世に残すための活動『宇和わらぐろの会』の会長もされています。大きなわらマンモスも親子でいましたよ~
工房には小さなわらぐろもありました。かわいかったー!
短時間の滞在でしたが、たくさんのおもてなしやお土産を頂き大充実の訪問となりました。清さん智香さん、本当にありがとうございました。
今年の10月、ヘリテージでは、上甲清さん単独の『しめかざり展』を開催する予定です。その頃、清さんは88歳になられていますよ!皆さん楽しみにしていてくださいね。
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