2023/08 - 2024/07

M邸完成までの道のり

 

【住宅デザイン】福津市M邸の家づくり①

 

8月初旬、福津市日蒔野地区の住宅街にて、新たに工事を始めるにあたっての地鎮祭を執り行いました。ここでは、住宅の新築工事を計画しており、秋頃より工事が本格的にスタートします。無事安全に工事を終えられるよう、神主さんに祈願して頂きました。

 

【住宅デザイン】福津市M邸の家づくり②

 

福津市日蒔野地区でこれから新築工事がはじまる現場です。先日、土地の造成工事と地盤調査を行いました。9月には建物の基礎工事を、10月の棟上げを目指します。

 

【住宅デザイン】福津市M邸の家づくり③

 

福津市日蒔野M様邸の現場では、基礎工事がはじまりました。

この後、立上り部分を打設して数日しっかり養生させてから、枠をとります。そこからいよいよ大工工事がはじまり、10月3週目の棟上げを目指しています。

 

 

【住宅デザイン】福津市M邸の家づくり④建て方

 

福津市日蒔野にて進行中の新築M邸にて、本日より「建て方(たてかた)」が始まりました。建て方とは、現場で建物の主要な構成材を組み上げること、土台・柱・梁・小屋組を組み上げる棟上げまでのことを言います。明日、10月17日はいよいよ棟上げです!お天気も良さそうですし、無事に棟が上がることを願います。

 

【住宅デザイン】福津市M邸の家づくり⑤上棟

 

福津市日蒔野のM様邸、無事棟上げが終了しました。まだまだ工事は始まったばかり、ここからまた気を引き締めて頑張ります。集まってくださった職人の皆さん、色々準備してくださったMさんご家族もありがとうございました!

 

【住宅デザイン】福津市M邸の家づくり⑥

 

福津市日蒔野にて進行中の新築M邸では、屋根の瓦が葺き終わって、現在は大工工事が進行中です。ひときわ目を引く深い軒(のき)。深い軒は、夏の強い日差しを遮り、太陽が低いこれからの季節はしっかりと日差しを取り込めるよう設計しています。ダイニングキッチンから奥の和室に続く廊下は、庭に面して明るくて気持ちがいい。ここも軒が深いので、家の奥まで明るく、雨から家を守ってくれます。

 

工事中は、雨による泥はねや周囲の土が靴について室内に持ち込まないよう、建物のまわりに砂利を敷いたりしますが、庭づくりや植栽など後々のことを考えて、いずれ自然に還るよう「もみ殻」を広げました。宗像ファームガーデンさんから譲っていただいた無農薬なので安心です。

 

【住宅デザイン】福津市M邸の家づくり⑦

 

福津市日蒔野にて進行中の新築M邸では、引き続き大工工事が進行中です。

床下、壁、天井にウール100%の羊毛断熱材を敷き詰めています。夏は涼しく、冬は暖かい。自然の素材、羊毛に包まれて暮らす家。気持ちいいですよね。

 

【住宅デザイン】福津市M邸の家づくり⑧

 

福津市日蒔野にて進行中の新築M邸では、引き続き大工工事が進行中です。

 

木製建具のところに木枠が取り付けられ、より一層家らしくなってきました。ダイニングキッチンとなる部屋の天井は、左官仕上げになります。その下地となる木摺り板も天井一面に張られました。外壁の板張りも進んでいます。材料は杉赤身材の無節を使います。美しい!当初は赤身特一等材(節有り材)を使う予定でしたが、節からの雨水の侵入などを考えて、急遽無節に変更しました。節がないため見た目は良くなりますが、コストはかかります。しかしそれ以上に、できるだけ家を長持ちさせるためには正しい選択だと思います。

 

【住宅デザイン】福津市M邸の家づくり⑨

 

福津市日蒔野にて進行中の新築M邸では、大工工事が進行中です。

 

室内には部屋を仕切る壁が出来て「家」の形になってきました。壁や天井にはってある細長い木の板を『木摺り板(きずりいた)』と言います。これが土や漆喰を塗るための、左官仕上げの下地となります。壁に見える白くてふわっとしたものは『ウール羊毛の断熱材』です。ヘリテージの家づくりでは、主にこの断熱材を床下・壁・天井に使用しています。

 

写真ではわかりづらいですが、このM邸のハイライトは玄関まわり!深い軒と天井高く広々とした土間の玄関が、とても気持ちのいい空間になりそうです。

 

【住宅デザイン】福津市M邸の家づくり⑩

 

福津市日蒔野にて進行中の新築M邸では、先週大工工事が完了しました。

壁に見える細長い板は「木摺り板」といって、これからおこなう左官の下地になるものです。

この時点ではまだ木製建具もはいっておらず、開口部がわかりづらいですが、左官工事がはじまると一気に「家」になっていきます!

 

【住宅デザイン】福津市M邸の家づくり⑪

 

福津市日蒔野にて進行中の新築M邸では、左官工事が進行中です。

 

玄関はいってすぐの大きな壁の仕上げに、施主Mさんにも自由に模様を描いていただきました。福津イオンの近くなので、お店にいらっしゃるお客様にも「楽しみにしてます」とお声掛けいただくことが多いこちらの現場。外壁の左官が終わったら足場を解体するので、もう少し全貌が見えるようになるのでは、と思います!梅雨入りするまでに、少しでも左官工事を進めたいところです。

 

【住宅デザイン】福津市M邸の家づくり⑫

 

福津市日蒔野にて進行中の新築M邸では、いよいよ工事も大詰めです。

大雨が続いたり、猛暑が続いたり、厳しい天候のなか、左官工事もようやく終わりが見えてきました。

 

 

【住宅デザイン】福津市M邸の家づくり⑬お引渡し

 

福津市日蒔野の新築M邸、先日無事にお引渡しとなりました。

 

こちらは施主Mさんとそのご両親の大人3人が暮らす小さな平屋です。木や土、畳など自然素材をたっぷりもちいた家はとても気持ちが良く、 コンパクトな中に必要最小限の機能がおさまっています。家族が集うダイニングキッチンでは、杉無垢材の床板と、表情の異なる土と漆喰で仕上げた壁や天井の美しさが光ります。ヘリテージオリジナルのキッチンも、コンパクトに設計・製作しました。 

 

リビングから伸びる廊下の両脇には、玄関、洗面室、お手洗いと続きます。庭に面した縁側の奥には、ご両親の寝室となる和室二間があります。

 

 

吹抜けの高い天井が気持ちのいい玄関。

 

玄関土間の壁は、家族の歴史や繋がりを受け継いでいくように、同時期に進めたこれまで暮らしていた家の改修の際に一部解体した壁土を、施主のMさんに漆喰と土を丁寧に分けて頂いた後、土のみを再び練り直し左官で仕上げました。灰白色に見える漆喰の壁は、塗った後にMさん自ら模様を入れて仕上げて下さいました。大きな壁に躍動感のある模様が素敵ですね。玄関脇には、Mさんの畳の部屋を。高低差のある天井が籠っているような感覚で、不思議と心地いい空間になりました。