4月展示会のおしらせ


 

福岡県筑紫野市に工房を構える喜器窯(ききがま)吉田崇昭さんのうつわ展を開催いたします。当店では初めての個展、展示販売会となります。初日の13日・14日には作家の吉田さんも店頭にいらっしゃいます。ぜひ会場へ足をお運びください。

 

4月13日(土)~27日(土)

平日 / 10~15時

土日祝 / 10~17時

期間中店休日 / 15・20・21日

作家在店日 / 13・14日

 

▼作家紹介

 

吉田崇昭 Yoshida Takaaki

 

1976年 福岡県生まれ

    大学でグラフィックデザインを専攻

2000年 有田窯業大学校

2004年 滋賀県立芸術の森スタジオアーティスト

2005年 佐賀県唐津の窯元で修行

2007年 福岡県筑紫野市で独立

2009年 現在地に築窯

 

焼き物の勉強をはじめたのは、大学を卒業してから。今考えると、遅いスタートでした。当時は、デザイン的なもの作りや、造形的なあこがれがありました。転機は唐津での修行時代。作り手として、生業としてうつわを作るということ。必要なことは、技術や才能といった言葉で片づけられるものではありませんでした。

そのうち興味は、骨董のうつわや肥前のやきものの歴史にも。今から400年前の桃山時代から江戸時代の初期にかけての陶磁器、志野に織部、古唐津に古伊賀、初期の伊万里。海を渡ってきた李朝時代の朝鮮の器たち。自由闊達で迷いのない絵や、力強くて自然な形の古いやきものに憧れ、古い雰囲気のうつわを焼きたいと、いつしか思うようになっていきました。

土を焼いて、うつわにするということ。簡単なようで難しく奥深いことに、時が経つごとに思い知らされます。土や石が教えてくれることに耳を傾けて、日々作陶してまいりたいと思っています。